昼は印刷、夜は立ち飲み屋? リズムアンドベタープレスが面白い。

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両国・森下の街角に忽然と現れる、リズムアンドベタープレスをご存知ですか。
味わい深い印刷が人気の活版印刷機で印刷業務を行う傍ら、日が暮れると、そこは食事も楽しめる立ち飲み屋としての顔があらわれます。今回はスタッフの一人である宍戸祐樹さんからお話を伺いました。

きっかけは偶然の出逢い

作業中の宍戸さん

岩手県出身の宍戸さんは仙台の美容専門学校で美容師になる事を夢見ていたものの、自身の性格に向いていないことに気がつき、将来を模索する中、友人の誘いで東京・新橋の印刷会社に就職。そんな時、たまたまテレビで見ていたアメリカのワークショップ特集で活版印刷の魅力に引き込まれたことが、このショップを立ち上げたきっかけだったと言います。

「その空間自体がカッコ良かったんです。その場にいる人もイキイキしているし、デザイン性も良い。その番組で一気に活版印刷の魅力に引き込まれました」

それまで、働いている印刷会社では機械自体はあるものの、自身で取り扱うことはなく、仕事中に意識することはなかったと言います。

デザイン性も素晴らしい活版印刷機

活版印刷を調べていくと、構造がシンプルで、取扱いやすい。そのくせ、印刷の仕上がりを見ると、
とても味のある印刷が仕上がる。穴戸さんの気持ちは一気に傾きます。その時考えたことは、どうせ
なら・・・という想い。「元々、自由に考えることが好きで、一つのことに縛られて働く事が、性に
合っていなかったんです。印刷会社の仕事も面白かったんですけどね」

そこから、どうせやるなら、自分のいままでの経験値でできる事をお客さんに提供していきたい。印刷はこれまでの職場の経験が使える。でもそれだけじゃ面白くないという発想が生まれたと言います。

「印刷会社の前に飲食店で働いていた事もあり、お客さんが美味しいって言ってくれたら、嬉しい。よし、じゃ提供しよう。気軽に人が集まる方がいいな。じゃ立ち飲み屋で行こう。こんな感じです」

取材中も店内には、宍戸さんが好きな60年代のR &Bが流れており、これも今までの経験した好きの部分が反映されている大事な要素の一つだと言います。

「活版印刷の魅力を伝えることも大事ですが、それが全てではないと思います。カサカサな印刷。
でもどこかとっつきやすいし、デザイン性も高い。若い人にも何か感じてもらえるものがあると思います。見た目だけではなく、シンプルな構造であることで、環境面への配慮という点も大事な要素だと思います」そんなお店には今日も様々な人が訪れます。取材中もふらっと立ち寄る近所の職場の方や、ご近所の住人さん。子供たちが駄菓子を買い求め、店内にいることも自然な光景。活版印刷屋だけではなく、立ち飲み屋(食事も楽しめる憩いの場)があることで、たくさんのコミュニケーションが生まれたと言います。

「このお店のおかげで、友達は本当に増えました。様々なジャンルの職種の方、ご近所の方。
子供達も含め(笑)」

宍戸さんは最後にこう語ってくれました。

「この仕事も今の自分を表現する一つですが、将来はもっと自由に生きていたいですね。東京にいても大切な故郷に戻りたい気持ちは強くあります。岩手に戻って趣味の渓流釣りをしながら、喫茶店でも開いてのんびり生活したいですね」

絶品オススメ オムカレーライス(水曜日はランチでもいただけるようです!)

宍戸さんの取材を終えた後、名物でもあるという絶品カレーライスをいただきながら、店内を眺めていると、空間の心地よさに癒されている自分に気がつきました。次このお店に訪れる時は、活版印刷の依頼なのか、またはカレーライスを食べに来るのか・・・。どちらにしても近々で訪れる事は間違いがなさそうです。

ちなみに、カメラマンと話していて気がついたのですが、リズムアンドベターの頭文字はR&B。なんだかやられた気持ちになり、カメラマンと笑顔で帰路につきました。

宍戸さん、ありがとうございました!

リズムアンドベタープレス
https://randbpress.com/
〒130-0025 東京都墨田区千歳3丁目4直井ビル1F
TEL:03-6666-9160
Mail: [email protected]
営業時間
活版印刷9:00 ~ 16:00
立ち飲み17:00 ~ 22:00(21:30 LO)

※メニューに関しては変更される可能性もあるため、上記サイトからご確認ください。

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